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すずめの戸締り・草太の最後セリフと呪文(祝辞)の意味は?

すずめの戸締り・草太の最後セリフと呪文(祝辞)の意味は? アニメ/漫画

すずめの戸締りで、気になったところは草太が最後にいったセリフや、扉を閉めるときに言っている呪文のような祝詞のこと。

なんて言ってるのか、意味も知りたかったので早速調べてみました。

今回は、すずめの戸締り・草太の最後セリフと呪文(祝辞)の意味は?

と題してお届けしていきます。

小説 すずめの戸締まり (角川文庫) [ 新海 誠 ]

すずめの戸締り・草太の最後セリフは?


草太が最後に、駅のホームですずめに行ったセリフは何といったのでしょうか?

ここではそのセリフとそのセリフに込められた意味を紹介していきます。

 

すずめの戸締り・草太の最後セリフ全文

「人の心の重さが、その土地を鎮めてるんだ。それが消えて後ろ戸が開いてしまった場所が、きっとまだある」
「戸締まりしながら、東京に戻るよ」

東京に向かう駅のホームで草太と向き合ったとき、草太はすずめにこう言いました。

草太がすずめと旅をしていき元の人間の姿に戻り、最後このセリフを言ったのは意味とはどういうことでしょうか?

すずめの戸締り・草太の最後セリフの意味

「人の心の重さが、その土地を鎮めてるんだ。それが消えて後ろ戸が開いてしまった場所が、きっとまだある」

映画の中での後ろ戸は、人がかつて住んでいて今は人の気配のない廃墟のようなところに出現します。

人の心の重さとは、人がいた面影や住んでいたであろう人がいなくなった場所、そこは今までは、まだ人の記憶やぬくもり心が残っているかのような記憶していた場所であったはずなのに、いつのまにかその記憶やぬくもりも消えてそこが寂しい廃墟になると後ろ戸が開いてしまうという意味だと思います。

「戸締まりしながら、東京に戻るよ」

この意味も、今まで草太がすずめと出会う前はどこか閉じ師として、ただ祖父の代から受け継ぎ

今まで自分を犠牲にして生きてきた草太は、すずめと出会い一緒に旅をしていく中で、涙を流したり、「君と出会えたから、生きたい」とすずめに気持ちを打ち明け草太も閉じ師としてだけではなく、人としてすずめと向き合うことで自分の感情も出せた。

人として当たり前になる感情を出せた草太もこのすずめとの旅で、自分の背負った運命を受け入れ

自己犠牲していたところから、人間らしく当たり前の感情を出すことができました。

閉じ師としても生きるけどまたすずめに会うため東京に戻るという当たり前の幸せも感じた一言でした。

 

すずめの戸締り草太呪文(祝詞・のりと)の意味は?

草太が、後ろ戸を閉めるときに言ってるこの呪文のような祝詞。

鍵をかけるときに、なんて言ってるのかまたその意味もこちらで紹介していきます。

 

すずめの戸締り草太の呪文(祝詞)の全文紹介

かけまくしかしこき日不見(ひみず)の神よ。

遠つ(とおつ)御祖(みおや)の産土(うぶすな)よ。

久しく拝領(はいりょう)つかまつったこの山河(やまかわ)

かしこみかしこみ、謹んで(つつし)・・・・

お返し申す!

引用元:すずめの戸締り映画より

なんとなく、かみさまにお礼を言ってる感じがしますね。

とにかく映画では松村北斗さんの声が、ぴったりでかっこいい場面ですね。

そこでこの呪文のような祝詞の意味はなんのことなんでしょうか?

 

草太の呪文(祝詞)[かけまくしかしこき]

[かけまくしかしこき]

声に出していうのもおそれおおいという意味で、

神主さんが、よく口するので聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

 

草太の呪文(祝詞)[日不見(ひみず)の神よ]

[日不見(ひみず)の神よ]

この漢字から連想すると、ヒミズの神とは、日を見ないことから地面に潜っているモグラなのではと考えられます。

そして映画の中で、災害をもたらすミミズが出てきますが、ミミズをえさにするモグラは、ミミズの天敵になると言われています。

そのことから、地面に眠るモグラの神にミミズが暴れるのを

防いだり見守ってほしいとのことで日不見の神と唱えているのだと思います。

 

草太の呪文(祝詞)[遠つ(とおつ)御祖(みおや)の産土(うぶすな)よ]

[遠つ(とおつ)御祖(みおや)の産土(うぶすな)よ]

遠つ(とおつ)御祖(みおや)は遠い、先祖様といった意味から先祖代々のという意味になりますね。

産土(うぶすな)は、土が産まれたと書くことから土地の神様といったところでしょうか。

土地を守っている神様のような存在のことをご先祖代々に向けていってる言葉だと思います。

 

草太の呪文(祝詞)[久しく拝領(はいりょう)つかまつったこの山河]

[久しく拝領(はいりょう)つかまつったこの山河]

久しくとは長い間のことで、

拝領(はいりょう)とは、地位や家柄の高い人から物をいただくこと。

ですが、使われた祝詞の意味は頂いだではなく、お借りしていましたの意味のほうがしっくりしますね。

つかまつった、「仕る」は「つかまつる」と読み、主に相手に対してして何かをする、してさしあげる。

長い間、お借りしていたこの山河。

 

草太の呪文(祝詞)[かしこみかしこみ、謹んで(つつし)お返し申す]

[かしこみかしこみ、謹んで(つつし)お返し申す]

かしこみかしこみ、とっても恐れ多いという意味

謹んで(つつし)お返し申す、は謙虚な姿勢で何かを伝えるときに使われることから、

とっても恐れ多いですが、ひかえめに素直に心にわだかまりなくお返しします。

 

草太の呪文(祝詞)を現代文でわかりやすく

声に出していうのもおそれおおいですが、

モグラの神、土地を守っている神様

長い間お借りしていたこの山河をとっても恐れ多いですが、

ひかえめに素直に心にわだかまりなくお返しします。

という人間が住んでいた土地に改めて敬意と感謝を表した言葉のようですね。

 

まとめ

すずめの戸締り・草太の最後セリフと呪文(祝辞)の意味は?

と題してお届けしました。

今回は、草太の最後のセリフと呪文について詳しく紹介しました。

少しでも、参考になったら嬉しいです。

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